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<俺の家は海賊(8):レグラド・ラーの正体> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第37回
<俺の家は海賊(8):レグラド・ラーの正体>

K国の秘密を知ったダリルは、成りすましてちゃっかり金を受け取ってしまおうとした。

モーターボートは転覆のせいで一部船が壊れたのと、エンジンの調子も完璧ではなくなっていた。
ダリルはボートを応急修理すると、会合点へ向けてボートを走らせた。
会合点はトラリス海峡を抜けた、小さな島がいくつか点在する内海の島影だった。


時間は夜。するすると会合点の辺りへ行くと島影に隠れて船の姿が見えた。近付くと帆船のような形をしている。

なんとそれはあのレグラド・ラー号だった。

背後にモーターボートが近付いてきた。そしてそのモーターボートに乗っていたのはリー・ワン教授だった。

「これはこれは、ダリル船長ではないか。なぜ君がここに?」
「それはこっちも同じだ。政府の仕事をしているリー教授がなぜこんな危ないことを?」

成りすまして金だけ受け取るという状態でなくなったダリルは逃走を図る。
リーのボートからライフルで撃ってきた。しかし不調とはいえ、わずかにダリルのボートのほうが早い。
リーはレグラド・ラー号を発進させる。レグラド・ラー号もまた26ノット出せる船なのだ。
ダリルは無線でレミーノア号を呼び出す。レミーノアの舵を握っていたのは副船長のコナーである。

「コナー、相手は驚いたことにリー教授だった。しかも鉄砲撃って俺たちを追いかけてきている。金もらえる状態じゃねえ!レグラド・ラー号で追っかけてくる。急いで罠を仕掛けてくれ!仕掛けたら場所教えてくれ、それまで何とか逃げ回る!」

レミーノア号はトラリス海峡を抜けた外洋に待機していたが、連絡を受けコナーはすぐにソウボールを海中に下ろすことにした。
『罠』とはソウボールを潜ませた場所のことであり、レミーノア号の戦闘海域なのだ。
ソウボールを操るのは、アロン達にコーヒーを入れてくれたあの水夫風の人、ダグ・ジャンだ。

真っ直ぐ罠の地点へ向かうダリルのボートだが、外洋に出るとモーターボートは大きなうねりに不利になってきた。俊足のレグラド・ラー号がすぐに迫る。

再び銃撃が始まり、ボートにたまに弾痕が開く。
エンジンもたまにパスっという。
止まったら終わりだ!


次回「俺の家は海賊(9):レグラド・ラーの最期」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(7):31年前」
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TSO

ヒロさん、Niceありがとうございます~。
ヒロさんところの記事「都条例」には、そのうちこの物語の内容もひっかかるようになるやもしれませんねー(マンガじゃないですが)。この年齢期だからこそ映えるってもんです。あんまり年齢をあげて語っても生々しいだけで。

by TSO (2010-03-18 22:25) 

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