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<俺の家は海賊(10):拉致> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第39回
<俺の家は海賊(10):拉致>

道場の用事がある勇夫と、美女とダーニャが一足先に帰ることになった。ただこれには陽動の意味もあった。3人は船を出ると警部のところに寄って行くことになっていた。

「警部さん大変ねえ。張り込み?」
「でもおじいさん、悪い人じゃないと思うわよ?」
美女とダーニャが警部に話しかける。
「おーい、俺行くぜ」
「いいわよ。私達ちょっと警部さんと交流深めていくから」
「お前らそんなおじさんが趣味だったんだ」勇夫が女の子達に言う。
ダーニャと美女は警部の車の窓に寄りかかって
「大人の魅力ってのは、あんたらとは違うのよ。でも警部さんは一段と渋いよねえ。背広似合うわあ」
「トレンチコートなんか着てみたらどう?名探偵って感じするわよねえ。帽子はないの?」
と2人の女の子はやたらとダグラス警部を褒めた。警部はちょっと鼻の下を伸ばし、
「おじさんを褒めたって何も出てこないぞ。ところであの船の中はどんなだった?」

そんな感じで美女達が警部に話しかけて気を引いているうちに、ワリルドノアの反対側舷側では小船を寄せて、問題の舵を降ろしていた。
小船は近くに係留しているダグの船に向った。
舵はダグの船に移されたのだ。


しかしこの後、もうひとつ事件が起こった。
美女達と別れた勇夫だが、駅に行く途中に正体不明の男たちに拉致されたのだ。

比較的近くの工場か倉庫と思われるところに連れ込まれた勇夫は尋問された。
「すまんな、手荒なまねをして。だがおとなしく言うことを聞いてくれれば何もしない、すぐに帰してやる」
「ボールデンの船にこんな舵はあったかい?」
写真を見せられた。それはまさにレグラド・ラー号の舵だった。
「隠すとためにならんぞ」
とピストルをちらつかされる。
さすがの勇夫も「見た」といわざるを得なかった。

「ガキがあの船の中で見たそうだ」
別のところにいる仲間と連絡しているようである。
そうすると、一人を勇夫の監視役に残していなくなった。

『まずい、まずいよ!これがじいさんの敵側の人間だったら、俺なんか簡単に殺されちまう。なんとか逃げなきゃ』


次回「俺の家は海賊(11):勇夫脱出」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(9):レグラド・ラーの最期」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆


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コメント 2

TSO

ヒロさん、いつもありがとうございます。
ヒロさんはネット広告を分析してらっしゃいますが、このNiceって機能も一種の広告的使われ方してるなって気がしますね。
by TSO (2010-03-20 23:37) 

TSO

それにしてもなんですか、このサスペンスは。ラブコメはー?!
大丈夫です。いつかその路線に戻る・・はずなので・・。
このまま海賊事件の物語をお楽しみください。決してシリアスな話ではありませんから。

by TSO (2010-03-20 23:40) 

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