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<俺の家は海賊(17):警部捕まる> [片いなか・ハイスクール]

片いなか・ハイスクール」連載第46回
<俺の家は海賊(17):警部捕まる>

ヘリが戻ってきた。
「ダリル。警備艇は第5支所からこっちへ向かっている。そっちへ船を進めて保護してもらえ」
「へっ。保護なんていらねえよ」
「減らず口を。船を揺らすなよ!」

ヘリはワリルドノアの上でホバリングすると、救助用の吊り上げ装置から隊員をつるして降りてきた。警部はそれに掴まると、ヘリに引き上げられていった。同じように相棒もヘリに乗った。
2人を収容したヘリは港へ向かって飛んでいった。

チャンは飛び去ったヘリを目で追いながら
「俺達だけになりましたね。どうします?」
とダリルに問いかけた。
「仲間の船を呼んでるから、それと合流するまでこの辺りをプカプカしてるぞ。ダグ、レーダーでさっきの不審船を監視しろ、一定の距離を保って追跡しよう」
「いいねえ。わくわくしてきた」
「ちょっと海賊気分ね」
アロンとハウルは楽しんでいるようだ。

ヘリは港の横の臨時ヘリポートに降りた。
警部はヘリのパイロットに
「問題の舵を取りに行ってくる。15分で戻ってこられたらヘリで連れてってくれ。それまでに戻らなければ君達は任務に戻っていい。俺らは自分の車か警備艇で第5支所へ行く」
「了解」

一方港ではダリルの仲間の一人がダグの船に到着した。港にいたアラメイン一派がその人物に気が付いた。
「あいつ、ダリルの仲間のコナーって奴じゃないか?副船長クラスの奴だ」
「あいつが乗ろうとしてる船は?あれもダリルの仲間の船か?」
「怪しいな。おい、乗り込む準備をしろ!」

ダグラス警部はヘリポートからダグの船の前まで来た。ちょうど船の前に2,3人がいるところだった。
「海上保安庁のダグラスだ。ダリルから聞いてるか?舵を取りに来た」
「舵だと?」
「やっぱりここに舵があるんだな?こいつはいいことを聞いた!」
「?!貴様ら誰だ?」
「うわ!何する!」
相棒が拘束された。そしてダグラス警部も縛りあげられた。
続いてそいつらは警部に銃を突き付け、ダグの船に向って吠えた。
「おい!そこにいるのはコナーだろう。公僕野郎の頭をふっ飛ばすぞ。とっとと出てきやがれ!」
コナーは顔を出すと、
「ダグラスてめえ!なに人質に取られてんだ!」
「お前らがこんなガラ悪くなきゃ間違えるこたあなかったんだ!海賊と区別つかんじゃねえか!」
こうして警部のドジにより、舵はあっさりとアラメイン一味に取られてしまった。


次回「俺の家は海賊(18):イサオ、センニュウニセイコウス」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(16):不審船」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆


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コメント 1

TSO

いやあ学園ラブコメなのに、このところ子供達がぜんぜん出てきませんねえ。このままじゃダリル船長が主人公です。この章、かなりな長編なのでご了承ください。
船やヘリや物騒なものを扱うのはやはり大人でないとね。
え?大人じゃなきゃ扱えんようなもの出すなって?

by TSO (2010-03-27 22:52) 

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