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<俺の家は海賊(27):海賊の増援接近!> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第56回
<俺の家は海賊(27):海賊の増援接近!>

みんな倉庫の外に出た。
リーダーはダグラス警部に言った。
「連中の仲間がこっちに向かって来てるんですよ。ヘリの人達に、倉庫に来させないように頼んだんです」
「携帯電話貸してもらえるか?こっちの様子も連絡しておきたい」
するとアンザックが携帯電話を差し出した。
「どうぞ」

カーラが時計を見た。
「あと5分もすれば警察もここに来るんじゃない?」
「ここで警察が来るの待つのかい?」
とアンザックが聞く。
しかし海賊を押しやった勇夫が
「倉庫の中の海賊、ごみの山から出てこないとも限らないから、ここから離れたほうがいいよ」
と言った。
ダグラス警部もうなずく。
「そうだな。よし、みんな通りの方まで出るぞ」

「あれ?クリスティンは?」
ハウルがきょろきょろした。
みんなが出たのと反対側の扉のところを見ると、クリスティンはまだそこにいて、入り口を塞いだパレットのすき間から必死に中を覗いていた。
「おーい。もういいわよ~」
「ハウル~、よかったあ!」
クリスティンは涙目である。

みんなは小走りに移動し始めた。
ダグラス警部は電話をしながらヘリの様子を見ている。ヘリは低空に降りて威嚇しているようである。しかし上がったり下がったりしてヘリは落ち着かない。どうやらてこずっているようだ。
警部の相棒は
「もしかして海賊の連中、止まってくれないんじゃないか?」
と心配した。

携帯電話で話をしていた警部は
「警察の到着はもう少しかかるみたいだ。・・え?何?」
警部は立ち止まって電話の話をよく聞いた。
「まずい、ヘリで威嚇しても止まらんらしい。海賊の応援、車でこっちへ向かってくる」
裕美子は顎に手を当てながら考えるように
「まずは倉庫に真っ直ぐ来るでしょうね。そこで見張り役の人から話を聞いて、すぐ追っかけてくるわ」
それを聞いてアンザックが騒ぐ。
「うわああ、遠くへ早く逃げなきゃ!捕まったら殺されるか、舵と交換の取引材料にされるぞ」
勇夫も事態を理解した。
「うへ!誰一人捕まっちゃだめじゃん!」
「か、隠れた方がいい?それか、逃げるのに車とかないの?」
カーラが周囲を見渡す。が、車なんてない。


次回「俺の家は海賊(28):レグラド・ラーの舵の仕掛け」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(26):爆走少女ハウル」
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コメント 1

TSO

ヒロさん、Ainoさん、niceありがとうございます。

Ainoさんの絵は素適だと思いますよ。
思わずリクエストに応募しちゃいましたが、じっくりやってくださいね。この小説もまだ序盤でしかありません。


さて、今日の言い訳。
カーラは車なんてないと言ってますが・・あれ?倉庫にトラックあったんじゃ・・・
アレは動かないことにしましょう!(^^;

by TSO (2010-04-07 23:17) 

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