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<俺の家は海賊(30):ワリルドノア座礁!> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第59回
<俺の家は海賊(30):ワリルドノア座礁!>

灯台からコリスタ鼻へ、みんなは一列になって獣道で降りていく。

ワリルドノアはコリスタ鼻の二股に分かれている狭いところへ船首を滑り込ませた。船首にはダリルが立っていた。
「舵は奪い取ったんだって?やるじゃないか」
ダリルはアンザックの手を引きながら上機嫌である。
「じいちゃん、そんかわし怒り狂った海賊に追っかけられちまった」
「はっはっは。そりゃ怒るだろう。乗れ乗れ!」
アンザックに続いてクリスティン、ハウル、勇夫、ダグラス警部、ダリルの仲間達が次々に船に乗り込んだ。

レミーノアの甲板で、クリスティンは少しもじもじしながらアンザックに、
「あのぉ~・・・おトイレどこかしら・・」
と聞いた。
「トイレ?下のデッキの右側。そこのハッチから降りるといいよ」
とアンザックは教えた。
「ありがとう」
クリスティンは急ぎ足で甲板真ん中のハッチを降りていった。
長い緊張から解放されたからか勇夫も催して、
「あ、俺も」
と言って付いていこうとした。すると、ハウルが
「男は立ちションで十分でしょ。そっから用足ししなよ」
と舷側を指さした。
「おまえそれでも女か?!」
「だってトイレ、クリスティンが使ってるし、その方が早く済ませると思ったからじゃない」
「まさか覗きたいんじゃないだろうな」
「ばっ、バカか、あんたは!」

そんなやりとりの中、ダグラス警部の相棒が乗ったところでワリルドノアが急に持ち上がるように動いた。続いて船は前に進んで、二股に分かれている岩の奥の狭いところへ突っ込んで、ガガガガと音を立てて船首が挟まった。
ダリルはそれが操船の失敗による動きとは違うとすぐわかった。
「ダグ!なんだ今のは!」

船の後ろを見たとき、ワリルドノアの下に黒いものが入り込んでいるのを見てぎょっとした。ダリルの仲間達もそれに気付いた。
「な、なんだこいつは!」


次回「俺の家は海賊(31):リー教授乗船!」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(29):じいちゃん助けて!」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆


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コメント 2

TSO

Ainoさん、niceありがとうございます!
「片いなか・ハイスクール」の目次ページからもAinoさんのブログとキャラ描いてくれたページのリンク貼らせてもらいました。
短期間によくキャラを見抜いて描かれていて、実はかなりドキッとしたところがあるんですよ。おいおい質問に伺うかも(今はまだダメなのです)。
by TSO (2010-04-10 20:31) 

TSO

doraさん、タッチおじさんさん、xml_xlsさん、niceありがとうございます。
by TSO (2010-04-11 22:03) 

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