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<俺の家は海賊(31):リー教授乗船!> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第60回
<俺の家は海賊(31):リー教授乗船!>

まだ船に乗っていなかったアロンは瞬間的にいやな予感がして、後ろにいたカーラへ振り向いた。
「戻って!船からいったん離れるぞ」
その向こうにいた裕美子とレソフィックも何事という感じで聞き返した。
「アロン、どうしたんだ?!今の音なんだ?」
「ワリルドノアが岩に挟まった!それが、なんか急に変な動きしたんだ。ちょっと戻って!」

ワリルドノアの後ろでは騒ぎが起きていた。
甲板上に黒い服を着た仲間とは違う男が立っていた。
ダグ・ジャンがその顔を見て仰天した。
「お、お前は!」
ダリルも駆けつけると叫んだ。
「き、貴様!・・リーか!」
そう、その男はレグラド・ラー号のリー教授だった!!
リーは静かに言った。「お互い年取ったな」


舷側からさらに黒い服の男が2人あがってきた。リー教授らは下にある黒い物体から乗ってきたのだ。その黒い物体は小型の特殊な潜水艇だった。
リー教授はリーダーが手に持っている棒を見て、それがレグラド・ラー号の舵のスポークだと気付いた。
「そこまで気付いていたのか・・。舵を、返してもらおうか」
「海上保安庁のダグラスだ!リー教授、お前を逮捕する!」
「海上保安庁だって?だからなんだってんだ?今主導権がどっちにあるかわかってるのか?」
男の一人がチャンに近寄った。チャンが身構える。
「よ、寄るな!」
「子供の前で手荒なことはしなくないだろう?ダリル」
ダリルはチャンを制止した。
「抵抗しちゃいかん。船に乗られた時点でこっちの負けだ」
「でもこれ、渡しちゃっていいんですか!」
ダグラス警部は吠えた。「渡すわけにはいかん!」

リー教授は懐に手を入れると、
「子供にこれを突きつけさせたいのか?それとも貴様も同じものを出してやり合うか?何人か撒き沿いにして」
ダリルが警部に向って怒鳴る。
「やめろ!警部、無駄な犠牲者が出るだけだ」
リーは笑うと、「やはり海の男は話がわかる。貴様海上保安庁のくせに、まだ海のルールがわからんのか」
ダリルも皮肉っぽく返す。「そういうお前も海がよっぽど好きらしいな。今度は自ら潜水艇で海の底に潜るようになったか。しかしそれで俺の船の尻の下にもぐりこむとは、変な趣味だな」
「先にそれをやっていたのはお前の方だろう。何隻の船の底に潜水艇をぶつけてきたんだ?レグラド・ラーが最初ではなかろう」
さすがにこれにはリー教授も穏やかではなかった。
2人しか知らないやりとりにダグラス警部は言った。
「ダリル、あとで聞くことがたくさんできたな」
「生きて帰ってから言え」


次回「俺の家は海賊(32):船の上の様子」へ続く!

前回のお話「俺の家は海賊(30):ワリルドノア座礁!」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆


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コメント 1

TSO

祝!連載60回。
祝!俺の家は海賊30回突破!・・・ってこれはめでたいのでしょうか・・。この章いくらなんでも長すぎ!
ワタシはいったい何を書いているのでしょう。学園はいずこ?
by TSO (2010-04-10 20:24) 

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