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<7月のホタル鑑賞(3):リーダーがいます> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第81回
<7月のホタル鑑賞(3):リーダーがいます>


金曜の夕方、アロン、勇夫、ハウル、カーラ、クリスティン、裕美子が集まった。レソフィックは後からバイクで合流することになっている。
案内役のアロンが「じゃ、まず夕食の買い出しから行こうか」
と言って、一向はサンドイッチ屋HighWayへ向かった。

サンドイッチ屋HighWayの前にいくとバイクのレソフィックが待っていた。
みんなで店に入ろうとしたとき、先頭にいた裕美子が急停止した。後ろから続いていた女子軍が玉突き衝突する。真っ先にぶつかったのは真後ろにいたカーラだ。
「急に止らないでよ」と言うと、裕美子はみんなを抱えて店の外へ戻った。
「すみません、リーダーが中にいます」
一同「え!」と驚く。
「じ、じゃあ、ここは裕美子に任せて・・リーダーと2人きりになるチャンスよ」
ハウルはチャンとの約束を思い出したのだ。が、裕美子は
「ええ!ちょっと仲間外れにしないでください。リーダーよりホタルがいいです」
と間髪入れずに拒否した。
リーダー、か、かわいそうに』と、このときみんなの心の中で同じ言葉が浮かんでいた。

そんなことかまわず裕美子は行動方針を告げる。
「女の子だけで買いに行きましょう。ハウルさんちで勉強するってことでいいですね?アロン君達の適当に買ってもいいですか?」
すると勇夫が「俺、レッグロングのパンで2本頼んで」と注文をつける。
アロンも「俺、レッグロングとハーフ1本ずつ」
そしてレソフィックも「俺もアロンと同じ」と続いた。
カーラが仰天する。「そんなに食べるの!?」
レッグロングとは、大人のひざ下くらいの長さ、大きさのパンで、まさに足のようなやつである。普通、女の子はその四分の一のクォーターでこと足りる量だった。
しかし裕美子は動ずることなく「都合レッグロング5本と」と冷静にパンをカウントした。
「ユミちゃん、女の子の食べる量じゃないわ、ばれちゃう」カーラが心配したところへ、勇夫がさらに「俺、ピーマン抜いて・・」と注文を加えた。
裕美子はぎろりとメガネ越しに勇夫をにらみつけると、
「勇夫君に好き嫌いがあるなんて思えません。野菜全種類入れて、しかも多めにしときますから、男の子の一律。注文面倒にしないでね」
その迫力に勇夫たじろぐ。
「お、おまかせします・・・」


次回「7月のホタル鑑賞(4):脈あるのかしら」へ続く!

前回のお話「7月のホタル鑑賞(2):見学ツアー」
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コメント 1

TSO

xml_xslさん、Ainoさん、いつもniceありがとうございます。
あー、SUBWAYの食べたくなってきた。ケド、お店近くにないんです(;_;)
by TSO (2010-05-20 21:49) 

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