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<夏のエピソード前編(5):美女、口説く> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第94回
<夏のエピソード前編(5):美女、口説く>


アロンが連れていかれた先には案の定、美女がいた。

「アロン君。来てくれてありがとう。」

13章_5_01挿絵s.jpg

美女は机に座って足を組んで、堂々としていた。とても告白しようとしてドキドキしている人間には見えない。ダーニャはここで席を外した。

「な、なんの相談だ?かつあげか?」
「そんなわけないでしょう!そんなふうに見える?」
「自身たっぷりにそこにいるからさ・・ある意味すごいけど」
「褒め言葉と受け取っとくわ。ところで来てもらったのはね・・」

言葉を切ってアロンを見る。
この強い意思と自信。この間合い。これが美女だ。アロンは既に圧倒されつつあるのを感じた。

一呼吸置くと美女は言った。
「あたしと付き合わない?」

『マジで言ってきた!でもなんだ、告白受けたこっちが飲まれそうなこの雰囲気は』

「な、なんだって?」
「あたしを君の恋人にしてみないかっていってるの」

『私の恋人にならない?じゃなくて、私を君の恋人にしないかだって?あの美女が、少しだけど相手を引き立てるような言い方してるぞ!・・断ったらやばそうじゃんか!脱げないパンツの準備してねえぞ』

返答に困っていると
「なあに、なんか意外そうね。まさかあたしにこんなこと言われるなんて思わなかったって顔してるよ」
「だって、まさにそう思っているところだ」
「教えてあげよっか。なぜ君なのか」

『うわあ、やめてくれ!のみこまれそうだ』

美女は立ち上がるとアロンに近づいてきた。そしてアロンの顔をなでるようにすると
「・・・君、かわいいんだよね。ちょっと好みなんだ・・」
ぞわわーっと背筋に何か走る。『お姉さん的な誘いがうまいというか・・でも精神年齢が子供だと、これまともに受けられんぞ』
「お前、ダーニャになんかしてもらう必要あったのか?」
「恋愛相談所?君のこともう少し知っとこうと思っただけ・・。かわいい。顔赤いよ?」
そう言われてアロンはよけいに顔が赤くなった。自分では発火しそうな感じである。

「OK?・・」

美女が接近してきた。キスしてくる!


13章_5_021挿絵s.jpg

次回「夏のエピソード前編(6):会わせてやる!」へ続く!

前回のお話「夏のエピソード前編(4):約束の人?」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆



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コメント 2

TSO

dorobouhigeさん、eternityさん、niceありがとうございます。

いまどきの中学生でもなさそうなほどじれったいカーラに対し、妙に慣れてる?フランス人高校生の美女!。
アロンピーンチ!(いやチャンス?)

今回もF-USAさんばりの挿絵入れました。
絵の練習練習・・(描いたこともないシーンで描けてるんだかなんだかさっぱりつかめず)。
しばらく挿絵入りが続きそうです。
by TSO (2010-06-20 16:29) 

TSO

ぼんぼちぼちぼちさん、copperさん、xml_xslさん、niceありがとうございます。

ぼんぼちぼちぼちさん、はじめまして。
お目に留めていただきありがとうございます。コミックの辺境の地でなぜか小説を載せてますが、これからもよろしくお願いします。

by TSO (2010-06-21 23:54) 

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