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<ピクニック(9):ハウルと勇夫はどうなった?> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第113回
<ピクニック(9):ハウルと勇夫はどうなった?>


昼過ぎは河原で遊んだ。
ここで水を得た魚のようにはしゃぎ回っていたのが勇夫とハウルである。

「ここ水きれいだから沢ガニとかいるんだぜ。石ひっくり返して探すと・・・ほら!」
「みてみて!こんなおっきいの取れたよ!これ・・食べられるの?」
「ゆでたら出汁が出るんじゃないか?小さいのはカラ揚げとか」
「もっと探そう!裕美子に料理してもらおう!」
「食い気だけか!自分で作ってみようってのはないんか!」

かと思えば・・・




「1,2,3,4,5、6・・・・よし、12回くらい跳ねたぞ!」
「まって、あっちでいい石見つけたから、これで勝負よ。・・・てやっ!!」

石は水面を飛びはねると、勇夫の投げたのより多く跳ねたうえに対岸まで届いていしまった。

「どんなもんよ!」
「あー!ずるいぞ。この辺の足元の石使えよ!」
「いい石見つけるのも腕のうちでしょ?ま、あんたじゃ石がよくても技術が足りなくてとても向う岸なんて無理でしょうけど」
「向う岸まで届けばいいんだなー」
「むりむり」
「見てろよ。てい!」

直接対岸へ放って投げた。

「な、なにそれ。ばかじゃん!直接投げりゃ届くわよ!」
「ほれほれ、あそこまで届くか?」
「馬鹿にすんじゃないっての」

投石、それも遠投が始まり、対岸にいたアロンとカーラの近くにも飛んできて、

「あぶねーよ!こっち投げるなー」


となったかと思えば、


「そっち、逃げた」
「違うよ、こっちの浅い方に追い込むんだ」
「まって・・・水が反射してよく見えないわ」

ハウルは帽子をずらして目に日陰を作った。

「それ、夏前に隣街の帽子屋行ったとき買ったやつか?」
「そうよ。似合うでしょ?」
「ま、まあな・・」
「勇夫、なんか買わなかったっけ?」
「リーダー冷やかしただけで何も・・・ハウル、そこそこ!」
「え?!あ、オッケー。そりゃあ!・・・行った行った!」
「ふっふっふ、もう逃げられんぞ。水路閉鎖!」

水の浅い溜りに魚を追い込むと、石を積んで出られないようにした。

「それ、つかみ取るぞ」
「うわ、早い!岸にすくい出しちゃえ!・・やったー、獲ったよ!」
「やっぱ小さいなあ。何かの稚魚かな」
「これ、食べられる?」
「こんな小さいの、カラ揚げか甘露煮くらいにしかならないんじゃないか?」
「食ってみたい。勇夫、調理して」
「何でも食うなって!」


次回「ピクニック(10):カーラとアロンはどうなった?」へ続く!

前回のお話「ピクニック(8):バーベキュー当日」
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K-STYLE

なんやかんやで楽しそうな二人なのにゃ~
でも、食べることばっかり・・・・・・(゜◇゜)
色気より食い気なのにゃ~
by K-STYLE (2010-08-11 21:47) 

TSO

K-STYLEさん、copperさん、xml_xslさん、niceありがとうございます。

かっぱちゃん、コメントありがとうにゃ。
ハウルちゃんは食いしん坊なのにゃ。でも太らないからクリスティンにうらやましがられてるです(そのうちそんなネタの話もあるですよ)。

それにしてもハウル口調って、別に特別じゃなさそうだけど。バトン面白くなるのかな?
by TSO (2010-08-12 01:28) 

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