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<ピクニック(12):それじゃクリスティンとレソフィックにまとめてもらいましょう> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第116回
<ピクニック(12):それじゃクリスティンとレソフィックにまとめてもらいましょう>


これらを遠巻きに客観的に見ていたのがレソフィックとクリスティンだった。

「なんだか適当にばらけたな。最初どう組み合わさるんだろうと思ったけど、好んでいるかどうかは別として、一応カップリングされてる。そういうつもりで企画したんだろ?」
「もともとは本当にハウルがお肉食べたい食べたいって、学校で話に上がったバーベキューしたいって要望が発端なんだけど」
「なんだ、俺ら目当てじゃなかったのか」
「あら自身たっぷり。ふふふ、バーベキューといえば勇夫君達ってイメージあったからね。」

冷たい川の水に足を浸しながら石に座るクリスティンは、流れの急なところに立ってさらに涼しそうにしているレソフィックに悪戯な笑みを投げた。




「あ、でもわたしは交際するならレソフィック君達とがいいよって薦めたのよ」
「なんで俺らがいいんだ?」
「ほら、カーラあの子アロン君と仲いいし・・、なによりハウルとこんなに長く気が合う人達っていなかったから。あの性格でしょう?だいたいみんなついていけなくなって遊んでくれなくなっちゃうのよねぇ」
「それは俺らというより、勇夫とだな。今日は俺も驚いてるけど、あんなに勇夫と女子が遊んでるの見るのは小学校以来だぜ。勇夫は俺に言わせりゃ取り残された高校生だ。つまり年は16だが、中身は小学生くらいで止まっちまってるんだ。それと合うってことはさ、ハウルの中身の年齢もそれくらいってことか?」
「ああ、なるほど!そういうことなのね。そうかハウルは見かけで男の子に期待させちゃうんだけど、中身が子供だから、成長した男の子と合わなくなったのね。女の子っぽさは十分あるから男勝りってだけじゃないと思ってたんだけど。でもたまに大人な意見もびしっと言うでしょう?」
「それはあれだよ、女の子は同い年の男の子よりずっとおませってやつだ。たまに言うおませなところが、俺ら本当の年齢と釣り合うんだ」
「あははは。面白いわぁ、レソフィック君。あのハウルと勇夫君の説明がちゃんとつくわ。でも・・それじゃ、あの2人、恋人同士じゃないのね」
「女の子はおませだから、気づくのも多分、女の方からだろ?勇夫がついていけるか心配だけど」
「なるほどぉ。楽しみですね!」

「ところで、他の組み合わせは予想通りかい?」
「カーラはアロン君気に入ってるから予想通り。ユミちゃんは・・お堅い同士でリーダーとかなと思ったけど、本人は今ひとつだそうよ?」
「そうか?リーダーすごく小泉のこと気にってたぞ。今だって一緒に・・あれ?」

リーダーは一人敷物の上に寝かされていた。

「また酔っぱらって寝てやがる。つまんなくて小泉どっか行っちゃったんじゃねえの?」
「くすくす。好きな人なら寝顔見てるだけで幸せなはずですから。ユミちゃん逃げちゃったのよ」
「可哀想なリーダー」

「好きかどうかはともかく、今回はそのきっかけとなるお相手を決めるのが目的だから。これからどうなるかですよ」
「そっか。今はまだその辺ははっきりしてなくてもいいんだ。ところで俺達は?予想通りかい?」
「レソフィック君は?」
「あ、ずるい、振りやがった。俺は予想通りだったぜ。消去法でいくと残るのはクリスティンしかいなかったから」
「消去法ですかー?ずいぶん消極的な・・」
「ごめんごめん。クリスティンに魅力がないってわけじゃないんだよ」
「じゃあ、わたしってどんなふうな印象なんですか?」
「おっとり萌え萌え。ちょっと異次元空間」
「え?」
「いやいや。でも、こう話してみると思ったよりハッキリした人だね。もっともわもわっと、ぬいぐるみみたいな人かと思ったよ。妹って感じかな」
「そうですか・・。わたし3年生や2年生の先輩にも声掛けられたんですけど、みんな妹のようだっていうんです・・・。でもわたしは、本当はお姉さんになりたいんです・・」
「ほおー。お姉さんか。それじゃ、俺も君の理想の男性ではないってことだな」
「ごめんなさい、わたし別にレソフィック君を嫌っていったわけじゃないんですよ。あくまで理想ですから・・。レソフィック君は素敵だと思いますよ。考えや態度も大人っぽくて、わたしから見てもお兄さん的な感じです・・」
「ありがとう。でも、お兄さんじゃ理想と正反対だもんな」
「ああ!ごめんなさい、わたし何と言えばいいのか!」
「わかってるって。まああれだ、俺達のグループがハウル中心に回ってるっては、当分君のところと俺のところはグループ交際が続くってわけだ。お互い消去法で残ったもの同士、恋愛はあればあったでいいから、しばらく付き合わないか?理想の男じゃないってのがいやでなけりゃだけど」
「告白なのかしら・・それ」
「ま、軽ーく受け取ってくれよ」
「そうですね!軽~くまいりましょうか」


次回「ピクニック(13):女の子達のデザート」へ続く!

前回のお話「ピクニック(11):裕美子とリーダーはうまくいってるか?」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆



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コメント 3

ケンケン@

これ告白ですよね~
ドキドキ。
私も昔こういう言い回しした事あります(笑)
by ケンケン@ (2010-08-14 19:27) 

K-STYLE

こんばんにゃ(^o^)/
ほむむ~(・ω・*)
大人なふたりでふね~
いいですにゃ~
さらりとした中にもステキなドキドキがいっぱいですにゃ
(゜◇゜*)ぽわわ

by K-STYLE (2010-08-14 22:18) 

TSO

xml_xslさん、ケンケン@さん、HAtAさん、K-STYLEさん、niceありがとうございます。

ケンケン@さん、コメントいつもありがとうございます。
おお、そうですか~、実戦であり得る話なんですね~。でもこんなにさらりと言えたらすごいな~と書いてて思います。ケンケン@さんすごいなー。

かっぱちゃん、いつもコメントありがとうございます。
本当にこの二人は大人ですよね。クリスティンがこの分野に大人とは、描いてる側もびっくり。なにせこの物語、頭で考えてるより、筆が勝手に書く事が多いもので・・・(^^;
ドキドキといえば、次回はお色気でドキリと、挿絵も用意できましたので、お楽しみを。

トップの雪だるまはマイナーチェンジしました。気付きましたか?
by TSO (2010-08-14 23:21) 

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