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<消化試合の過ごし方(1):期末試験終了> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第170回
<消化試合の過ごし方(1):期末試験終了>


期末試験が終わった。

「今年も後残すは消化試合で学校へ行くだけだー」

アロンが伸びをしながらそう言ってこわばった肩をほぐしてると、ハウルがやってきた。

「あなた達、もうすっかり顔が緩んでるわよ~。お昼食べいこ」
「どこへ?」勇夫が聞く。
「丘の下のファミレス。大したことないけど割引券あるから」
「さっすがー」

向うでチャンが静かに席を立ちあがった。

「リーダーは誘わなくていいの?」

勇夫の質問にハウルは気まずそうに答えた。

「裕美子に振られたばっかりだから、今ちょっとこの組み合わせでは誘いづらいのよね」
「珍しい。お前がそんなに人に気を使うなんて」

ドゲッ!

勇夫にハウルの膝蹴りが入った。

アロン達とハウルのグループは昼飯を一緒に食べに町へ繰り出した。
町は朝から降り始めた初雪で雪景色になりつつあった。




町では雪が音も立てず静かに降っていたが、ファミレスへ向かう一向は賑やかにはしゃぎながら歩いていた。
勇夫が一掴み雪をすくって雪玉を作る。

「このまま夜も降り続いたら、明日には雪合戦できるぞ」
「やる?」

乗ってきたのはもちろんハウルである。早くも2個雪玉を握っていた。

「雪だるま作ろうとか、乙女チックな方にはいかないのかよ」
「そっちはクリスティンに任せるわ。たくさん作ってね」
「おー!たくさん作ったらさ、ずらっと並べてくれ!」
「それで一挙になぎ倒すから」
「あのー、お二人とも。そういうのは自分で作ってください。本当に考えること似てるわね」

勇夫とハウルが雪だるまを倒していくのに意気投合して、楽しげにやり合っている様をクリスティンが思わず指摘すると、ぷぷっとカーラと裕美子が見合って笑った。

「俺とハウルが?!まっさかー」
「ちょっと、こんなのと一緒にしないでくれる?」
「知らぬは本人だけなりか」

レソフィックがニヤリとしながら言った。
みんなはファミレスに入った。



次回「消化試合の過ごし方(2):クールダウン?」へ続く!

前回のお話「12月(6):金曜日(その3)」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆



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TSO

くぼたんさん、bitさん、xml_xslさん、kuzeさん、niceありがとうございます。
くぼたんさん、はじめまして~。これからもよろしくお願いします。

by TSO (2011-01-23 21:19) 

TSO

F−USAさん、いつもniceありがとうございます。
by TSO (2011-01-25 23:30) 

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