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<スキー旅行(9):カウントダウンイベント> [片いなか・ハイスクール]

「片いなか・ハイスクール」連載第188回
<スキー旅行(9):カウントダウンイベント>


みんなは防寒着を着込むとゲレンデへ向かった。
カクテルライトで照らされた雪原はカラフルに色づいていた。ディスコミュージックが流れ、均された広い雪原でみんなが踊っている。脇ではサービスカクテルが無料で配られていた。


美女が時計を見てアンザックに言った。

「まだ日付変わるまで1時間近くあるじゃない。何急かしてんのよ」
「今から気分盛り上げてくんだって」

アンザックはやっぱり急かしたいようだ。
顔を真っ赤にしたシャノンは両手を広げてくるくると回っていた。

「あー、冷たい空気がほてった顔に心地よいわー」

さらにシャノンは雪の上に寝そべってしまった。

「うーん、気持ちいい・・」
「シャノンさん、死にますよ、そのまま寝たら」

上から覗き込んだ裕美子が冷静に注意する。
向うから紙コップを手にイザベルがやってきた。

「この配られてるカクテル、うちらの町の会社で作ってるんですって。結構いけるわよ」

イザベルからカップを受け取って一口飲んだウォルト、紙コップをよくよく観察した。紙コップには『片いなかビバレッジ』とあった。

「本物のカクテルだ。未青年に平気で配ってんの?いつか事件になるぞ」



カーラが手にチケットのようなのを持ってハウルのことろにやってきた。

「抽選でカラオケ出場ってあったから引いたら当たっちゃった」
「すごいじゃん。いつもくじ運ないのに。何歌うの?」
「うーん、当たるとは思わなかったからね、引いては見たものの。そうだ、美女歌ってよ」

クリスティンがぽんと手をたたいた。
「それがいいわぁ」

すぐ横にいた美女だが、
「え?今あんまりそういう気分じゃないんだけどな」
と乗り気でない。

「その辺でちょっと歌ってようよ。そしたら気分乗ってくるよきっと」

ハウルにせがまれた美女も嫌がるほどではない。

「ふーん、何歌うの?」
「もーいーくつ寝るとーお正月ーってか」

勇夫が日本を失墜させそうな勢いで口ずさんだ。
あまりにひどいので美女が眉をひそめる。

「どこのよ、それ。そもそも歌?」

アロンと裕美子が顔に斜線を入れてつぶやく。

「勇夫・・下手すぎ」


次回「スキー旅行(10):カラオケ大会」へ続く!

前回のお話「スキー旅行(8):夜の語らい」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆



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by TSO (2011-03-07 22:37) 

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