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<アロンの両親一時帰国(4):久々の対面> [片いなか・ハイスクール]

東日本大震災被災地がんばれ!

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「片いなか・ハイスクール」連載第217回
<アロンの両親一時帰国(4):久々の対面>


翌日2月4日 木曜日の夕方。
アロン、レソフィック、勇夫の両親は道場にやってきて、師範に挨拶していた。
稽古が終わったところで師範と並んでいる親達を見て、3人は化け物を見たように叫んだ。

「うわ!でたー!!」

師範が怒鳴りつける。

「こら!ちゃんと挨拶せんか!ばかもん!」
「かわんねーな、てめーら」
「元気そうじゃないか。ま、病気するような体に育てた覚えないけどな」

子供がこんななら親も似たような勢いである。


勇夫が再び叫ぶ。

「年間計画教えろって言ったろ!いつ帰るとか、今どこにいるとか、秘書に伝えておけって!あ、秘書はアロンでいいや」
「お前に年間計画なんかなかろう!人のこと言う前に自分が手本見せろってんだ」

勇夫は勝ち誇ったように胸を張った。

「へへーんだ!俺たちの年間計画はあるぜ!」

そう言って出したのは学校が作った年間行事予定だ。

「学校の資料じゃねえか。これにはお前らのプライベート予定が載ってねえ!少なくとも春休みの道場の合宿は載ってしかるべきじゃないか?冬休みスキー行ったって聞いてるし、夏休みだって長期ツーリングとか行ったんじゃねえのか?そんなのぜんぜん書いてねえぞ!」
「げげ!」
「親に立てつこうなんて100年早い!」
「100年もおやじ達生きてねえだろ!」
「一生立てつく機会はねえってことだ!」
「いーから!お前ら早く着替えて来い!焼き肉行くぞほら!」
「普段どうせろくなもん食べてないんでしょ?今日は遠慮なくたらふく食べていいわよ」
「くっそー、餌でなんかつられないからな!」
「いいかげんにせえ!そうやって親に甘えるのも今のうちだぞ!」

師範にばしばしと頭をたたかれた。

「オヤジ、俺ちょっと家寄ってから行く」

アロンが妙に慎重な感じで言った。

「なんだ、荷物でもあるのか?」
「まあそんなもんだ」


次回「アロンの両親一時帰国(5):裕美子初対面」へ続く!

前回のお話「アロンの両親一時帰国(3):裕美子をどうする?」
☆☆ 「片いなか・ハイスクール」目次 ☆☆



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TSO

ぼんぼちぼちぼちさん、あいか5drrさん、HAtA.さん、こさぴーさん、綾小路曽根斗麿さん、xml_xslさん、bitさん、くぼたんさん、くらいふさん、タッチおじさんさん、niceありがとうございます。
by TSO (2011-07-02 22:46) 

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